yammy’s BLOG

読書・カフェが好き マキシマリスト→シンプルな生活に憧れています

8月に読んだ本「とわの庭」

最近読んだ本の紹介です。

今月はコロナに罹りダウンしていたので、読み終えた本は2冊だけでした。

その内の1冊です。

 

とわの庭 作者:小川糸

 

 

この本を読んだきっかけ

書店で見かけて表紙が可愛くて読みたいなと思った作品。文庫が出たばかりで感動作とあったので、同作者の「ライオンのおやつ」も良かったので読んでみることに。

 

あらすじ

暗い淵のなかに身を沈めて仰ぎ見る、透き通った光。
「生きているって、すごいことなんだねぇ」――歌う鳥たち。
草木の香り、庭に降りそそぐ陽射し。
虹のように現れる、ささやかな七色の喜び。
ちっぽけな私にも、未来、はあるのだ。
本屋大賞第2位『ライオンのおやつ』に続く、待望の長編小説。

読み終えると、あたたかな空気が流れます。

<出版社HPより引用>

 

こんな人におすすめ

  • 小説を読んで感動したい人
  • 小川糸の作品が好きな人
  • 心温まる作品が好きな人

 

感想

最初は珍しく表紙の通りのHappyなほのぼの作品かと思いきや、やっぱり衝撃の内容。

子供時代は辛い出来事が多く、読んでいて胸がキューっと痛みましたが、光を見つけてからは上を向いて立ち向かっていく姿に勇気を貰いました。

 

主人公は目が見えないのですが、その状況でも匂いや触感など、目が見える人には感じられないような空気を沢山感じ取っていて、特にお庭にある花の匂いが鮮明に描かれていて、癒されました。辛い状況だけど温かい言葉が並んでいるので重すぎない作品に感じました。

知らない花や言葉ってまだこんなにあったんだと気づかされました。(艾、にび色、沈丁花など)

 

最後の方で涙しました。この作品はやっぱり母と娘の愛の物語だった。

周りの人も温かくて盲導犬のジョイと過ごす日々がキラキラしていて読んだ後に温かい気持ちになるような1冊。

 

ふとしたときにこの作品を思い出すような気がします。ライオンのおやつの次に感動した小川糸作品でした。気になる方は是非読んでみて下さい。

最後までお読み下さり有難うございました。

 

 

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