やっと秋が来た!と思ったらまた暑くなり気温差が激しいですね。
最近、新しいことを始めたいと思っても身体が付いてこなかったりしてとってもモヤモヤするのですが、季節の変わり目は体調を崩す人が多いそう。
日が短くなってきてなんだか寂しい気持ちもしますしね。あんなに暑かった苦手な夏がやっと終わってくれて大好きな秋が近づいているのになぁ。
同じような気持ちの人がブログに書かれていたので一人じゃないんだ!となんだか安心しました。ありがとうございます。
モヤモヤするときは何かに没頭するのが良いかもしれませんね。最近読んだ本の話をしたいと思います。
氷柱の声 作者:くどうれいん
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この本を読んだきっかけ
Youtubeでくどうれいんさんを知り、エッセイを多数出版されているようですが、図書館にあった本が本作だったのでまずは読んでみることに。
感想
まず文章が素敵なんですよね。小説なのですがエッセイを読んでいる気分になりました。テーマは東日本大震災となっていて、作者が東北出身ということを何かで見ていたので、もしかしてノンフィクション?と思いながら読み進めました。被災された人の色んな感情を知ることが出来ました。あとがきでこの作品を書いた背景が描かれていて納得の一冊でした。普段小説を読まない人でもエッセイの延長のような感じで読み易いのでおすすめです。
毎日の記憶を忘れないように日記を書くという話があるのですが、毎日何があったということは多少は覚えているかもしれないけど、その時どんな感情だったかまでは思い出せないので、それを書き留めておくのはいいかもしれないですね。
東日本大震災で被災された方ももう12年の年月が経ち、当時中学生だった人も大人になっているんですもんね。あのとき遠く離れていた我が県でも大きな揺れがあり、初めて避難訓練のようにデスクの下に隠れました。最初は震源が近くかと思ったのですが、遠く離れた東北とのことで驚きました。その後も何度も揺れて毎日揺れているような気がしていました。帰宅困難になったり、計画停電で電気が使えなくなったり、コンビニから物が消え、ガソリンがなくなるかもしれないということで車が大渋滞だったり。休日も変更になったりと色々対応しなければならないことがありました。
津波の映像は何度も流れて、怖くなってみるのをやめました。被災地の方はどんな思いをしていたんだろう。と漠然と思っていました。
あれから12年が経ち、本作で忘れていた気持ちを思い出しました。東北を訪れたのは13年前。ちょうど震災が起こる前の夏でした。復興している東北にも足を運びたいなと思わせてくれる1冊でした。
どなたかの参考になれば幸いです。
本日も最後までお読み下さり有難うございました。
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