こんにちは。
今日は寒い日に温かい飲み物と共に読みたい本をご紹介します。
「木曜日にはココアを」は短編集でありながら、一つ一つの登場人物が繋がっていて心が温かくなる物語です。
短編集なので隙間時間に読めるので時間のない人にもおすすめです。
青山美智子さんは「お探し物は図書室まで」と「赤と青とエスキース」で2021・2022年本屋大賞ともに第2位。2023年も『月の立つ林で』で本屋大賞にノミネートされています。
「木曜日にはココアを」作:青山美智子
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東京とオーストラリアが舞台となっています。
読む前は1つのカフェが舞台でそこに訪れるお客さんの物語かな?と思っていましたが、そこからどんどん主人公が変わり、最終的には繋がっていくお話です。
1話ごとに主人公が違うのですが前に登場した人が多く出てくるので、ここのお話で
出てきた人かな?と考察しながら読み進めていくのも楽しいです。
家庭や仕事に悩みを抱えている人が悩みと向き合っていく姿に心が温まり、前向きな気持ちになりました。
文章も優しくてほっとするんですよね。
この本と共に飲みたくなるのは間違いなく、ココアですね!
続編として発売されている「月曜日の抹茶カフェ」も是非読んでみて下さい。
「月曜日の抹茶カフェ」
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こちらは東京と京都が舞台となっており、京都が好きな私は世界観が好きでした。
物語に訪れた場所が登場すると嬉しくなりますよね。
本作品では「木曜日にはココアを」に登場した人のその後が描かれているお話もあったり、カフェのマスターの正体がやっとわかる内容でした。
前作と合わせて読むと答え合わせができると思います。
(前作の終わり方が続編がありそうな内容だったので、気になっていました。)
また「猫のお告げは樹の下で」に登場している宮司さんがこちらにも出てくるんですよね。
青山美智子さんは他の作品とも繋がっていたりして、見つけたときに嬉しくなります。
まだ読んでいない作品もいくつかあるので、読んでみたいです。
ほっとしたいときにオススメです。
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